温室やビニールハウスにも種類があります

温室・ビニールハウスの種類は様々です。今回は、種類や特徴についてご説明いたします。温室やハウスの新規や取り替えなどをお考えの方は参考にして頂ければ幸いです。

<栽培とは>

【温室栽培】とは、屋外ではなく部屋の中で農作物を栽培することです。一般的にガラスやプラスチック、ビニールなどの素材を外張りに使用します。

【ビニールハウス栽培】とは、温室栽培の一つに含まれます。ビニールを外張りにした簡易的な温室になります。木材や鋼材を骨組みとし、ビニールを張ったカマボコ状のハウスを指すことが多いです。簡易的で軽い作りになっているので、強風や雪で倒壊する場合もあります。

<温室・ビニールハウスの特徴>

【ガラス温室】外張りをガラスで被覆した構造です。受光量を均一でむらなく得ることが可能であり、栽培目的に応じた最適な温室を自由に設計できる特徴があります。ビニールハウスより耐久性に優れ、保湿性や鳥害被害が発生しないなどのメリットがあります。ただし、室内の温度が低すぎる場合は暖房具を使って加温しなければならない場合もあります。

【ビニールハウス(またはプラスチックハウス)】木材又は鋼材を使用し、農PO(耐候性に優れている)や農ビ(保湿性に優れているが、耐候性に乏しい)をなどを被覆した構造です。

 

①ビニールハウスの形

かまぼこ型が基本形になります。鉄骨ハウスのような三角屋根のビニールハウスもあり、単棟(屋根が一つ)や連棟(屋根を連ねた形)もあります。

 

②構造材による分類

【パイプハウス】鋼管(パイプ)を躯体したものです。構造全てをフィルムで覆う場合、ハウス上面だけを覆う(降雨による農作物への影響を防ぐ)場合があります。単純な作りで建設費が安いのが特徴的ですが、台風や大雪などの気象によってハウスが倒壊する恐れがあり、また、フィルム張替や修理などのメンテナンスにコストがかかる場合もあります。

 

【鉄骨ハウス】パイプハウスの耐久性が弱い、保温性が弱いなどの欠点を向上させたものになります。コンクリートの基礎に鉄製の柱など強固な作りで、被覆資材にガラスやフッ素系フィルムの場合もあります。

 

以上のように温室・ビニールハウスといっても全て同じというわけではありません。
これから新規で就農される方や自宅で温室栽培をしようとお考えの方、まずは一度お気軽にお問い合わせください。

 

 

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